またすぐに走ろう

しまなみ海道と聞けばサイクリストなら、かなりの人に認知されてるのではないでしょうか。

先日、そこの大三島という所で中学1年生、中学3年生と走って来ました。大友キャプテンも加えて。

1人が伯方島に在住らしく、島の風に鍛えられた良い顔をしています。

大三島を外周するとざっと40㎞。これを2周回の80㎞走りました。ジュニア世代という事でまだまだ成長期なので悪戯に長い時間は良くないかと様子見40㎞、皆問題無ければ2周回目に突入という流れで進めました。

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若い選手はずる賢く走ったりしません。自分の番が来たらがむしゃらに、キツい時にはキツそうに走ります。

けど最近の子は大人しいのか、気を遣っていたのか、若干空気を読んだ先頭交代にも感じました。

こういった自分より一回り以上歳が離れた人達と走ると、刺激はもちろん、学ぶ事が沢山あります。

力で勝つのは当然ですが、自分がどんな走りを見せれるのか、自転車に限らずどういう関わり方ができるのか。

カッコつけてもボロが出るのは目に見えてます。

自分には自分の経験値や、今まで教わって来た事や努力した事に自信を持って関わるしかありません。それと同じくらい自分がまだまだ未熟で、まだまだ強くなりたいと思って走ってる事も知ってもらうのも大切かもしれません。

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今回、伯方島の中学3年ライダーのお父さんも、練習に車で同行して下さいました。

少しでしたがお話させて頂いて、寄り添いつつも強制せず、けど確かなる全力サポートな姿勢を感じ、頭が下がる思いでした。

彼にはお兄さんがいて、進学の都合で今は単独練習が殆どと聞き、今回足を運び遊びに行きましたが、1人の時間が心を鍛えるのか、心身共に輝き溢れる走りでした。

 

もう1人の中学1年ライダー(以下ぺいぺい)。

彼とは岡山で知り合い、それから4〜5回一緒に走りました。

最近では冬に走った以来でしたが、実力もかなり上がっていて十代の成長スピードに、ついビビりました…。

 

彼らがどこまで目指すかは知り得ませんが、自転車を通して出会い、たまたま自分が歳が上で、ちょっと先に自転車始めて、レースも出たりしていた。

それぐらいでは威張る事も出来ませんが、時が重なって一緒に走れたのが凄く嬉しいなと感じます。

あと5年、10年もすれば彼らは伸びに伸び盛り。一方自分は40を越え老体に鞭を打っている事でしょうが、その時が来ても自分はまだ負けずに続けます。

 

威張りたいからね。

終わり始まり

自分か主としている公式戦のスケジュールが、先日行われた、かすみがうらTT &ロードにて終わりました。

胸を張れる結果を持ち帰る事は叶いませんでしたが、雨風のレースだった事や片道700キロの遠征という事からも、無事に済んで精神的にひと段落したような感覚もあります。

 

果たして本当にそうなのか。

 

ひと段落はもうレースが無い=出なくて良くなる。

結果を得られない=結果に左右されない。

落車するかも=落車しない。

シーズン中は嫌でも時間が進み、次々とレースがやってきます。そこに毎回準備をして臨む必要がありますが、それをどこか気持ちの部分で耐え難く感じる自分がいます。

 

毎回準備をして、と言いましたが、そこにまず達してる実感を得た試しはありません。

それを仕事をしているからなのかもしれませんし、単に根性が足りないかもしれない。

自己管理が成っていないかもしれない。

 

専業プロでは無い中で走るのは決してデメリットだとは思いません。

限られた時間だからこそ捻出していく練習は、濃度を高め効率を生み出します。

365日自転車のためだけに時間を使って良いと言われて、誰しも強くなれ、結果を手にするとは限りません。

 

本人次第。

 

ただ時に自分は闘争本能に欠けているのでは?と思う事が多々。

じゃあ何故走るのか、競技に身を置くのか。

更には本当に全く持って闘う心が無いのか。

 

誰かの為に、生活の為に、自分の為に。

理由は皆それぞれかと思いますが、ひとつではなくて良いでしょうし、沢山ある方が気持ちが続くような気もします。

個人的にはどんな理由あれ、自分の為にが1番になるべきと考えてます。

けど1人では何も出来ない事を感じながら。

 

探し続けてます、見つからない答えを。

見つかったら自転車に乗らなくなるかもしれないし、もっと乗るかもしれない。

はたまた、途中で諦めるかもしれない。

 

ひとつ言えるのは、これまでに恵まれた出会いに感謝しているという事です。

 

f:id:magatama99:20211019084329j:imagePhoto by The Key

ノーマルバイクとは言えAve44㎞/hは弱いな。

45㎞越えるまでは続けるぜ。

色褪せるレポート

f:id:magatama99:20211012223319j:imagePhoto by Sizu furusaka

 

忘れないうちに書き留めておきたい。忘れる事は無いけど記憶の中だけだと自分の都合に良いように覚えてしまう、もはや手遅れか。

 

群馬3連戦、金土日開催のため社会人ペーペーライダーな自分は、金曜仕事終わりに車で夜通し群馬へ移動し土日のみ出場してきました。

 

土曜はいつもと逆回りの距離短め、試走を一周する事ができたがレーススピードにならないと分からないので、ほぼぶっつけ本番。

スタートからペースは落ちる事なく、自分にとってはずっと辛く余裕が無い状態、しかし前でチーム単位でまとまってペースコントロールされていたので、淡々とキツい感じ。

集団前方が楽であり、何かあった時に動けるメリットがあるがそこまで足を動かすのを躊躇する、絶妙な疲労感。

 

力不足を痛感しつつ、最後尾付近で千切れる人を避けながらヒラヒラ。

残り4周を切った辺りで前に上がり、チーム内で今最も強く、結果も出しているオオマチ君の近くを目指す。

今年から同じチームになったフジオカ君、オオツカさんは安定した位置に、木原君はやや初日の疲労を感じる顔つきだったが、得意の登りで位置をリカバリー。

そして引き続き前を目指した結果、写真の位置まで上がるもそこは席順が決まった場所。

何しに来たんだい?と言わんばかりの視線をガチプロライダーから向けられるも、空気読めてないキャラで押し通すと決め居座りラスト2周まで。

最後は一段ペース上がり、後方に落ちてしまいつつゴール。

オオマチ選手の風除け、場所取りを意識したが自分の走りの粗さと、まだまだ今の信頼関係では自分の背中は乗れたもんじゃない。

 

今まで自分の身のみを案じながら走っていましたが、現在のチームでは自分が何が出来るか、どう貢献できるか。

あくまでチームスポーツとして臨んでおり、個々のバラつきや何より自分の力量もまだまだ未熟な理由から、他の国内トップチームに肩を並べるには至っておりません。

 

だからと言って目指さないようでは、トップカテゴリで走る意味や、支えて下さる方々と喜びのシェアが出来ません。

自分が成長する環境としては、これ以上ない場所だと感謝しつつエネルギーの源になっています。

 

今の所、色褪せてないであろうレポート。

レースで出会う自分

簡単な報告ですが、先日レースで勝つ事が出来ました。

強い選手はいましたし、その日の脚の具合もありましたが、自分には必ず勝つチャンスがあると信じていました。

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#cyclingMaishima
@nishimura_2015

挑戦の連続であり、失敗の連続。それでも一回成功すら怪しい確率。

挑戦をやめれば新しい自分に出会う事は無いです。その感覚が練習でも、レースでもあるからやめられません。

1人じゃないのが強み、周りの方の支えに感謝しかありません。

420周

先週、地元で開催されるイベントにてガイドライダーとして有り難い事に走らせて頂いた。

 

もうかれこれ何度目だろうと言えるぐらいに機会を与えて頂いてますが、毎回緊張するしハードだし、走りながら己のキャパシティを遥かに超えてくる役目。

その中で過去の自分と比べて、成長を感じれているが遠き修羅への道、そこを迷う事なく直面できるだけ自分は幸せではないか、

そういう思いで今はペダルを踏み込んでます。

f:id:magatama99:20210709224659j:imagePhoto by @fuji_yuta_1051 📷

 

3キロのアップダウンコースとなる通称、はりちゅう。自分はここを合計420周走っているようです。

どう過ごそうが時は経ちます、自分はなんとなく毎日を過ごしているのか、はたまたその瞬間その場所で時を刻んでいるのか。

苦楽、どちらも喜怒哀楽を持って時間を進めていけたらと思います。

 

妖怪プロ(永良さん)に導いて頂いた方向、見せて頂いた背中を捉えて、自分は虎にならねばなりません。

 

走り終えて脚がマジで痛いぜ。

f:id:magatama99:20210709225329j:imagePhoto by @fuji_yuta_1051 📷

踏む順応

夜練、50㎞。

結構頑張ったら45秒ぐらいの坂があったので、そこを計5本。レストは6〜7分設けたが毎本回復せず、油断するとタレそうだった。

 

明日を考えない、又は人を辞めるならあともう5本は行けただろう。

 

前のアワサンでひたすら足を回した分、踏む事に体が拒否反応を出す感じがあったので、この日は嫌でも45秒間踏むという練習をした。

 

この手の練習は身に付いても落ちやすいが、次の練習へ向けて整えていけたらと実施。

さん付け

随分とまたご無沙汰になりました。

 

七転び八起きという言葉が相応しく、進んだと思えば後ろに下がり、自分の身に降りかかる事にてんやわんやしておりました。

生きている以上、一喜一憂があり、その時々によっては喜び噛み締める事もあれば、また怒りに溢れてしまいそうな事もあります。

ただその時の感情に身を任せていては成りませんので、人を愛し慈しむ心や、元を辿れば全て自分が選択してきた道によって成り立っているのだと、困難を有り難く受け止める他ありません。

 

…とつい話が長くなりますが、今回は練習日記。

アワイチ、アワニならぬアワサンをして来ました。

淡路島を自転車で一周する事をサイクリストの間ではよくアワイチと言い、サイクリングはもちろんトレーニング目的で島へ渡航する人は少なくありません。

1周が約140〜150㎞ですから今回は×3周で439㎞でした。

夜は23時スタート、その前に今回行ったのは土曜夜23時〜日曜15時終わりでしたが、金曜の夜22時から土曜16時まで寝倒しました。

平日の仕事疲れが溜まっていたのでそれを取るべく、土曜日中の練習を諦めたんです。

その甲斐あって身体は珍しくパワー漲りました。

1周目と2周目はとにかく力を使わないをテーマにはしりましたが、夜間だと車ストレスや、信号の引っ掛かりもなく、風も優しいと来て、非常に少ない力で走る事ができました。

 

要所で足を回し続けるダルさに襲われ、回転練習から遠ざかっているなと痛感。

重いギアに頼りたくなりますが、3周目に全開走行を考えていたので軽いギアは積極的に使う事に。

3周目は11時スタートぐらいだったので交通量かなり多く、気が引けましたが洲本までは殆ど車の流れに乗ってしまい意図せずペーサー状態。

ズルした気分にもなりますが、流れに乗った方が返って安全かという気もしたので遂行。そう言う前に休日の交通量の多さが半端なく自転車が路肩を走る隙間は無いに等しかったです…

一応300㎞近く走ってからのペーサーなので、いつもと勝手が変わり逆に足が終わりそうな恐怖との闘い。(というか終わった)

後半の五色や郡家辺りも若干お世話になりつつ、脚はキンキンでした。

各登りはとにかくモガきの繰り返し、入り口でモガイて耐えながら休んで、またモガく。

結果的にこんなによく身体が動くとは微塵も思わなかったですが、良い条件が全て揃った事の上に成り立った気がします。

巡航は元々、得意意識がありましたが(低レベルながら)練習会で牽き比べをしてもロードレースで勝負に関わる瞬間パワーの練習が疎かになるため、モチベーションがあまり持てませんでした。

今回は体力テストみたいな感じで取り組んだので、ずっと速く走るメンタルは高い所にありました。

 

先にも述べた通り、最高の条件下で起きたミラクル要素が多いです。

自分よりも、もっと強い人は沢山います。

 

淡路島に行けば必ずココ↓

https://circolo-awaji.com/

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自転車はやっぱりやめられそうにない。