妖怪弟子日記

ご無沙汰してます。

1ヶ月以上空いた更新になりますが、充実している証拠でしょうか。

自分的には日々に追われて本来、更新頻度を高めていきたい、この日記に手が回らないというのが実際の所。。。。

それでは本題ですがこの週末は堺浜で行われるレースイベント、ここに自分はお手伝いとして全カテゴリを走らせて頂いて来ました。

このイベントは妖怪こと、日頃からお世話になっている永良選手が所属されるチームの主催によるもので、これまでにも有り難い事に何度と走らせて頂いてます。

そんな堺浜でのレース。大会名に「クリテリウム」が付くぐらい一周の距離が1キロも無い短い周回間隔で行われます。

平坦ではあるものの、風が厄介で参加者を苦しめ、それは同時に自分をも痛めつけてきます。

お手伝いの役目としては、レースを可能な限り安全性の高い状況にしていく事と心得てます。

勝負事であり臨機応変、適材適所にもなりますがビギナーからエリートまで様々なレベルの方が走られる中、こちらも大なり小なり走りのバリュエーションを用いて、時にペースメイクだったり、安全面での気遣いを走りに表す必要があります。

ここで難しいのが、求められていると自分が判断したモノと実際に求められていたモノとにギャップが有る事。

求められているモノが分かってはいるが提供出来ない事。などなど。。。

 

前者はやはり経験で、常に気付きの連続。完遂は無くレースの数や選手の数だけニーズが出てくる事を実感してます。自分も先輩ライダー達に囲まれながら学ばせて頂いて、雰囲気を掴めてるかも!と思えたり、それを走りに出せたという感触が有る日もありました。

 

後者は悲しいかな、「脚」です。このイベントで言えば全カテゴリを走れば170〜180㎞ぐらいになります。さすれば後半になるに連れ脚はピクピクとなり集団に食らいつくので精一杯というのも、自分にはまだまだよくある悲しい現実です。

そんな中でも、持てる力を余す事なく使い切れたかを毎回自分に問うてますが、出せないモノは出せない、けど出せるモノは全部出すぞという緊張と緩和の狭間で、要は「良い状態」でレースに臨むようにしてます。

闘志は秘めながら。

と、前置きが超長くなりましたが以上を踏まえて、今回のレースは自分にとって「いつも通り」と言えるモノでした。

ただ、その評価が自分自身に今回もある中、頑張っているねとお褒めの言葉を頂けました。

なんと妖怪プロにも…

何となく自分の走りが運良く、周りの人の目に付いたのかもしれませんが、自分の中では周りの反応や変化に違いを感じる機会になりました。

そこで改めて思うのが、先程述べた「いつも通り」。ここの基準を普段どれだけ高い位置に置いてるか。

そして「いつも通り」をいつでも出すための準備。

この2つの行いが自分にとってどれだけ大切かを噛み締める日になりました。

言わば堺浜のイベントでお手伝いとして走らせて頂く事は、自分にとって「死に物狂い」です。

この「死に物狂い」が自分の「いつも通り」になります。

何を成し遂げた訳でも、大した事も言えませんが、ずっと遠くて掴めた試しも無かったモノに触れる事が出来たような、そんな感覚でした。

自分はこうして一喜一憂をして、ほんの少しながら成長をしていく、まだまだ強さが足りない選手ですが、こういう機会を与え続けて下さっている妖怪プロに心から感謝してます。

そしていつ見ても誰よりも走りに手を抜かないプロの背中を見せて頂いてます。

前回の堺浜イベントでは、自分よりプロが5㎞ぐらい多く走っていたらしく、それを教えてもらった時は悔しかったです。

中々越えさせてもらえない背中ですが、誰よりも練習して強くなる心構えを忘れず、また走りたいと思います。