「多様性+、可能性+」





今日は新規選手の話。

4名、新たに加わりました。


全員、声を掛けたり
積極的にアプローチさせて頂いたのは
たぶんチーム内からは
ぼくが1番かもしれません。

分かりませんけど。


決め手になったか、は別です。
来る人は来ますし、
来ない人は来ない。

ぼく個人としては
人の動向に関わるのは二の次というよりは、やる必要が無い事だったりします。

じゃあ何故か。

これはチームの最終到達点へ向けての
アプローチに繋がってきます。

チームとして層を厚く、
可能性を広げる事で
より最終到達点へ近づくという思いです

これも長い目で見れば、
“走りの幅“という意味で
ぼく自身に返ってくると思ってます。

自転車は個人だけでは無いので。

それとぼくの近しい人達が
強くなっていけば
練習相手に困らなくなりますからねー。
さぁ皆ぼくのために強くなるのだー。


ぼくが強くなることに成功し、
戦う場をある程度選べるようになり、
今いるチームから場を移す選択が
生まれたりします。

(強くなれたらですよ…。)



それじゃ面白く無いんです。

一度身を置いた場所を
そう簡単には移したくありません。
“場所“に可能性が皆無なら別ですが。

だから常に冷徹と愛が
ぼくの中には同居してます。
チームに対してね。


今年新たに4人に加わって頂きましたが
“数を増やした“では無いんです。
あくまで“可能性“と“幅“を増やしたんです

何人か他のチームの方から
先越されたよ〜と言ってもらいましたが
先は越してません。

声さえ掛ければそのチームに入る…とか
声掛けたもん勝ち…ではないでしょう。


この4人の方達には、
“このチームを選んで頂いた“と
ぼくは思ってたいですね。

自ら望んで。


そして選んだ後に
ガッカリをして欲しく無いので
受け皿としてこの場所が相応しいのかは
かなり悩みました。


ぼくが悩む事じゃありませんが。


あくまでご本人の意思、希望を中心に
考えて頂いた上でこのチームが
ご本人の条件に1番合うのなら、と
どうしてもクラブチームなので
一歩引いた部分があります。

一つ間違えれば危険な世界、
無責任に誘い込めませんからね。

ご家庭や仕事、守るものもありますし
その中から折り合いを付けたりして
練習時間を捻出してレース活動を
する訳です。

とても大変な作業です。



ただ聞こえたんです。
壁を壊し切れない叫び、
走る場所を求める声っちゅうやつ
ですかね。

ぼくには聞こえましたよ。
そして行動に移しました。
非常に身勝手だと思ってます。


こういったチーム全体の側面も
ありますが、ご本人に更なる向上、
走りの幅を広げて欲しい、というのが
1番の願いです。


個人的には後者の気持ちが強いので
そういう“素質“を基準に
4人にアプローチしました。
(勝手ながら)


これを自分の中で計画したのは
大体一年程前です。

一年がぼくの考える限りの
“最短“でした。

ぼくが動きかける以上は
ぼくの言葉が相手にどれだけ響くかを
知って話さないといけません。

難しいですね、
ぼくにカリスマ性は無いので。

会話も上手くありません、
説得力に欠けますね。

実力もパッとしません、
言葉が響いてこないですね。


こういう感じなので
何回もアタック…という訳ではなく、
数を決めてタイミングを決めて
アタックです。

数を打つ程、
言葉が軽くなる気がしたので。

そして同じ内容の話を4人の方にしても
同じ響き方はしないので、
その人を知る事から始めました。

自転車の乗り方、考え方、展望。
得意分野や弱点。

接触回数が多い人も居れば
ごく僅かな人も居ます。

熱く何度も語った人も居れば
数回程だった人も。


何よりぼく1人の力は限られているので
チームの人間の協力も欠かせません。
沢山助けて頂きました。

こんな勝手な事を言いましたが
結局はご本人次第です、ホントに。
ぼくが何かした事で変わらないモノは
変わらない。

ただ、あると信じて止まない
数%に掛けた一年でした。



今のこのチームには
勝たせたいと思う人、
練習、レースで切磋琢磨したい人、
男女の境を越えて一緒にモガキたい人。
最高の結果で普段の毒舌を褒め言葉に
変えてやろう、と思える指揮官。

多種多様です。
たった一年のぼくでもこうなります。

後は自分の目標に注力しつつ、
皆さんとトライ&エラーを繰り返して
いきたいと思います。


まずは到達点まで。

この“まずは“が結構遠いですよ。