初心

山口でのレースへ行ってきた。

2日仕立てだったが台風の影響で初日のロードだけに、コースは小高い丘の尾根状に続く起伏区間がありその後は平坦でぐるっと周回、尾根状区間を今度は逆から、そしてグッと下ってラスト1キロはずっとキツい坂でゴールがその頂上にあるといったモノ。

コース的には嫌いに感じず登りの斜度も好みの部類、それよりも要素を占めたのが雨風。

完全に自分のミスで悪い走り、悪い結果になるべくしてなった。

登り区間、案の定人を抜く率の方が高い。人を掻き分けある程度前に上がったら少し前に集団。登りを終えるまでにそこに追いつかなければ厳しい。

3〜5秒差で付けず、そのまま尾根状区間をペースで追いかけてる途中、後ろに集団。その時点ではまだ距離があり自分と前の集団との距離間が少なかった。

が、自分は足を緩め後ろを待って簡単に追いつく方を選んだ。その時は前とその後ろから来る集団はやがてひとつになると思ったから。

けれどそれは叶わず、タイム差も開いていった。合流した集団は追いつくモチベーションは高かったがペーシングが最高かと言われれば微妙。自分より登りで遅れた選手ではあるのでポイントではペースが緩いとさえ感じるがそれ以外の区間はイケイケ、この状況に錯覚を起こしていたか。

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隠れちゃうのはちゃんと風下に入ってるという事で…お願いします。

 

自分が単独で追うのを諦めた前集団は完走していた、これがこの日の答えに近い。

ズル賢さが心を腐らせている。そこに経験があればまだしも無いのに要領を掴もうとしている。

形にできたレースを落とした。

ひとつ指標にしているのは前まで一緒にペースを合わせて登れなかった選手達との距離感が近いと感じた。コース相性、それぞれの体調、指標にするには不確率だがもし読みが当たれば、今の練習や体調は上を向いている。

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振り返れば登りでタレた記憶がない、かと言って速く登れてる訳でもないが。

 

じゃあ何が足りてないか。

準備した力を使う頭と気持ち、根性。

もしくは準備の段階で一緒に鍛えれていない。

 

抜け出せなくなる前に気付けたのは幸せ、

失う前に取り戻せるのは感謝。

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