『図太くない場合』



速くなるって奥深いですね。
速くはなれても強くは更に奥深い。

どこかしら、何かしら、
意識をしていく事が大切。

あまり具体的な目的を持たずに
自転車で2時間走るのと、
目的を持って走るのとでは質が
変わります。

けどレース出てたり、
もうすぐレース前だったり、
そのレースが自分にとって重要だったり

知り合いが乗ってるのを見て焦ったり、

普段から気が張り詰めがちな場合は
練習意識を捨てて、自転車に乗る行為を
純粋に楽しむのもイイですねー。

嫌な気、疲れ、こういうのを溜め過ぎると壊れちゃいますしね、ぼくも沢山こういう失敗してきました。
心も練習し過ぎると疲労溜まります。

出るレースや、練習(相手)の敷居とか
レベルが上がれば一度に使うエネルギーも多い。

破壊して再構築して
更に頑丈なモノを作る。

破壊の次も、また破壊して
上乗せし過ぎると萎縮、衰弱。

自転車に乗るようになって
ちゃんと自分の身体と向き合い出した
かもしれません、ぼくは。
それだけ本気になれるモノという事ですね、きっと。


ぼくはあまりキツイ練習そのものは
得意じゃないです。

でも更なる向上や
レースに向けたアプローチとして
高強度系の練習は欠かせないんですよねー。
やっぱりレースは最後の先頭集団に
残って競ったり、勝負できる位置で走れた方が楽しいとぼくは感じるので
その時間を増やす前準備って感じです。

ひとつ面白いのはレースにも種類があって、それによって強度や負荷が掛かるリズムが変わってくるので、それを想定して練習に取り組むのですが、
この予習があたれば本番でしっかり良い点(結果)が取れるっていう所。

これは王様から学んだ事です。

これを聞いて、頭で理解して、
行動に反映させるのは
すぐではありませんでしたが、
こういう事を考えるようになってから
やみくもな走りはしなくなりました。

似た地形を探すようになるんですよね。

その地形でコース組んで後は
めっちゃ想像します、レースで千切れないように走ってる自分を。

大体この想像だけで走る前からすでに
心拍高まります、もちろん興奮で。
これでレース走したりメニュー走したら質の良い練習になりやすいんです。

これで心拍練習の落とし穴からも
脱出できますしね。

まだまだ経験浅いですが
その予習に最も手こずるのが
ぼくの中では沖縄の210㎞です。

苦しみに真っ直ぐ立ち向かうと
負けてしまうのでぼくは楽しめる技を
磨いてます、

シミュレーションしながら走る。
心拍、パワー見ながら走る。
人と走る。

苦しみを分散、緩和できる人は
強いでしょうね、うん、強いよ。


たまにあるのが、耐えられないぐらいの
苦しさで走っていてもその時が楽しいと感じる事ができればペダルを踏む足は
緩まなかったりします。

これは無敵モードに近いですね。
この次元をもっと高くしていくのも
欠かせないと思ってます。






心から自転車を好きで
乗り続けよう、これからも。