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evolution.com

翼製作所

「山中響く悶絶」




日曜、9時前に青のダムで
お春さんと待ち合わせ。
行はアダチさんに車で乗せてもらった。
スガノさんも到着。

4人。

先週の練習が雨で流れたので
お春さんの広島対策練習。
広島対策、というよりはもっと広い意味で自転車選手としての幅を作りたい。

ぼくは土曜レースで脚攣りを耐えた結果
翌日にかなりの疲労が残ったので、
アダチさん、スガノさんに手伝ってもらえませんか?とお誘いした。

メニュー場所、黒石ダムまで、
アダチさんスガノさん2人に交代しながら
前を走ってもらう。アップ目的。

アダチさんの背中には
迷いがないんだけど、配慮はある。
スガノさんの背中には
配慮はあるんだけど迷いがある。

自信は積み重ねで養う。
けど扉は開き直りや一歩の踏み込みで
開けるモノ。

自転車の場合、背中は大切、
そしてめっちゃ見られます。
ウソでも自信に溢れた背中を作るのも
悪くないと思うんだけどなぁ。

1時間程で黒石に。
メニューは入口手前の平坦から
ダムまでの約1.2㎞(登り1㎞)

登り入口で男性2人どちらかが10秒ダッシュ、それに反応した後、後ろから来るもう1人に付くようにして約3分頂上まで耐える。
頂上(ゴール)手前でまたどちらかがダッシュ、これも離れないよう反応して
捲るぐらいのつもりで。

これを5本ヒルリピート。
けど何本やるかは決めずにスタートした

1本目
ダッシュはアダチさんで
3分の登坂巡航はスガノさんに。

当然キツイ。
ダッシュに食らいついた後、
後ろから来るスガノさんに
乗り換える時が一つ目の耐え所。

乗り換え時だけ耐えれば
あとは3分淡々と。
コーナーや直線、少しの斜度変化で
離れかけるがそれを何度も詰めていく。

そしてゴール前、嫌でも腰上げていかないといけない。
これを頭で分かってても
身体が嫌がってなかなか立てずに
座ったまま過ごしてしまい1秒が5秒、
10秒が20秒になるから、
身体に叩きこんで頭側に寄せる作業。

キツイながら大きく崩れず耐えた。


2本目
レスト挟んでスタート。
同じくキツイ、キツそう。
1本目より崩れがち。
けど1本目のリズムがあるから
脚が動くモノ。

最後、アダチさんのダッシュに
少し離れてしまう。


3本目
1.2本とキツイ思いをして
精神的に1番弱ってる時なので
これがチャンスだと思って
掛ける言葉も変えていく。

3本目からはダッシュ担当はランダムで。
スガノさんアダチさんのどちらが行くかを見極めて反応してもらう。

レースで誰の後ろにつくか見極める
力を養うため。

入りダッシュをしっかり付いて
耐えモード3分、一度崩れ掛けるが
自分で持ち直していく。
走りの切り替えも良くなってる。
ダンシングができてきている。

そして頂上、ここまで辿り着いたら
1番で駆け抜けないと面白くない、

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翼が生えた瞬間。


リード役を抜いていく。
この日「1番」が出た。

お春さんは泣き叫びながら
レスト区間へ消えていく。

スガノさんアダチさんも驚き?のあまり
声を失う。

レストから帰ってきたお春さんに
「これで、もう何だってできますよ」
と。
4本目をやると言ってくれたので
下ってスタート地点に。

4本目
出し切ったように思うが
これで脚がようやくノッてきたぐらいなので3本目より反応がイイ。
気持ちも吹っ切れてるから走りに
迷いがなくなっていた。

けれど登りは落とし穴が沢山あるから
重いギアはずっとは続かないし、
軽いギアだけ回してでも千切れる。
冷静にと念じて見守る。

3本目よりも安定してゴールへ来て
また1番で駆け抜けていった。


5本目、ラスト
最後だと伝えて出し切ってもらいにいく
ここらで脚の疲労は来るだろうから
要所で遅れかける、けれどリード役のアダチさんにはペースを落とさないようにしてもらって自力で追いついてもらう。

最後はスガノさんに合わせて
ゴールまで踏み続けていた。

練習終わり。



何回も追い込んでる時を見てるけど
その中でもベストだった。
まさしくレース、本番に近い走り。

心の動きが沢山あるんだろうけど
それを整理するなり、壊すなりして
覚悟が決まった瞬間、変わる。

強くなる。

ぼくが教わるモノが沢山あった。

フィジカルの違いがあるから
よく考えるし、どこまで頑張ってもらうかも悩んだりする。
けれど決めるのはぼくじゃないって
思うから、選択は委ねる。

だからこの日ぼくは何もしてない。
補助役の男性2人のリードを受け、
お春さんは自分の力で練習をして
自分の限界を壊して、それを数回繰り返す事ができた、とても素晴らしい事。

男性陣もダッシュしたり牽引役にと
なかなかの練習量です。
誰でもできません。

この日、練習帰りにアダチさんが
あんな練習を見たら心が揺れ動くと
言っていた。

お春さん、
スコート役のスガノさん、アダチさん
ありがとうございます。







スガノさん離脱後は3人で川遊びと
蕎麦食べに。

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ご褒美がないとね。

でもここへ向かうのにも
結構疲労困憊でした。