奇を衒う



この一週間、連休を利用して
乗り込みました。

距離で言うと大体700〜800キロ程。
練習において距離は気にしてませんでしたが、なるべく短時間高強度を脚が続く限り叩き込みました、距離はその結果です。

この土日を最後に練習でしたが
もうヘロヘロ。。。
土曜の朝の時点でとんでもない疲労感。
更に走り出してから脚が痺れる感覚。
そこから人と走って追い込んだら
脚の感覚が飛び、痛みも返って感じなくる初めての体験をしました。

そんな土曜は、はりトレに参加しましたがチームのぼくより若い選手を3人、加えてマトリっクスの研修生として走ってる若い選手も連れて押し掛けました。

受け入れて下さったマツモトさん始め、
チームの方達にはとても感謝してます。

もちろん妖怪プロも居るわけで
もってこいの環境です。
若い選手達は放牧状態、ぼくも自分の練習に集中しました。

良い環境ですが色々な人の走りが交差するのでチームの若い人達には、今の自分の目指す所を目線に置きながら、良い手本を自分の力で見つけるなり、追いかけるなりと、前に進んでくれたら最高です。

強い人をマークするのも大切ですが、
練習ならなるべく胸を借りてぶつかって行ってもらいたいのが本音なので。

この日は3人とも動いてました。

もちろん強い人に跳ね返されてましたが
ぼくは彼らの勝負に出た気持ちを
今は評価したいと思いました。

そして刺激をぼく自身もらい、
またひとつプレッシャーを感じさせられました、
質の良いプレッシャーです。

彼らの動きはイレギュラー作りです。
力関係知りつつも攻撃的に走る事で
本命を出し抜く攻めの技術です。

必要なのは勇気と覚悟。
続けていれば力は後から来ます。

ぼくはその勇気が好きです。
だから彼らをカッケーなって思います。
ぼくもイレギュラー作り、大好き。
覚悟はまだまだ足りない、それが本当の伸び代。

大本命がちゃんと勝つなんて
面白くないでしょう。
勝負しなかった人が最後に良い思いするなんて腹、立つでしょう?

もっと腹立つのはそういう力があるのに
何もしなかった人が、です。
レースならまた別ですが。

胸借りて、追込み掛けて、弱ってる時にその人の顔を見てやっと踏み出す人の走りに感じるモノは?

勝つ、を意識して動く人を
群れで捕まえるって何?

皆アシストの練習?

自分だけが良い思いできるように
何故走らないの?

そんな人を置き去りにする精神を
今は養ってもらいたいと考えてます。
嫌でもこの先、そうは言ってられない
時もくるでしょうから
その時に根が腐らないよう。

ぼくが言うまでもありませんが
今回の練習会に限らず良い手本、そうでない手本を彼らは自分で見分けていくでしょう。

ぼくも腐った走りにならないよう
彼らの前で走れるよう色々を続けます。


因みに日曜の今日は
妖怪プロによる山岳練習。

ピクリとも動かない身体を動かすことで
また見えたモノがあります。

ぼくにとって贅沢な週間でした。