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翼製作所

「その人のスパンと速度」



イノウエ君と午前中に3時間程、走った。

サイクリングで行くね、と言ったが、
自分でも曖昧だなと思った。

家を出てから待ち合わせ場所に向かうまで、ペダリングがぎこちなかった、身体が自転車から離れている感じ。

イノウエ君と走り終えた後は
少しマシになっていた。

時間帯なのか、祝日だからか、
本来走りやすいはずの道に出ても
車の通りが耐えなくて、気持ち的に
のんびりしにくかった。

時間の制限もあったので
道選びに限界もあったから仕方ない。

イノウエ君は力のある人、
同じE1でもぼくより
ずっと高いリザルトをだし続けている。

やる事の具体化は済んでいて
それを消化する日々と言うんだろうか、
皆が皆出来ない所での積み重ね作業を
続けてる、ぼくはそういうイメージ。

当然フィジカルが向上するので
辛い作業は更に質、量共に増していく。

そういうのを年間通してやっていくには
強い目標や目的が無いとなかなかやれない。

向上するフィジカル、
レースでの結果、
自分への評価、

まさに成功への道順なんだけど
そう簡単にいくものじゃないから
焦りや不安も付き物だろう。

イノウエ君はぼくとまた違う
ステージ意識で走っていると感じる。

それで潰れる人、
バネにして跳ね返す人。

彼がどのタイプかはわからない。
ぼくが決めれる事じゃないから。

けれど彼のレース結果が良かった時、
心の底から喜んでいるぼくは
巻き込まれている1人だ。

日々の練習、レースでの走り、考え、
その人を知る程、感情輸入や共有が増えてレースでの走り、結果に興味を抱く、
それはもうファンとして。

そうやってひとつのエネルギーが
周りを巻き込んでいく。

意識が違うといったが
そこに悲しさが湧かないのは
ぼくの中で区別ができてるからだろうか。
ぼくは自分のステージがあると思ってるし、最近それを見つけ掛けてる。

同じレースを走る時はそんな言い訳は
持っていかないぜ、ちゃんと悔しい。

さぁ、また自転車乗ろう。