「順応練習」



長身イケメンと練習。

明石フェリーまで迎え行って、
そこから淡河まで。
輪島のレースに出るというので
岩谷峠が丁度いいだろうと。

リピートでは無くて周回を組んで
その中に峠を1本入れる。
淡河道の駅を起点に西へ進んで
御坂東の信号を南下してつくはら湖を抜けて岩谷峠の箕谷側へ、そしてクライム。
大体25キロぐらい、これを3周。

道を知らないだろうと、1周目だけ
ピリピリはせずに。
ぼくが先頭でペースを上げる事はしない。

先頭交代でたまにペースが上がるから、
ぼくが前に出たらゴッソリ落とす。
一定のリズムを作って脚を回して、
本当にしんどいのはこの後だからと
準備をしていく、直接はあまり言わない。

その中で力を使わずにアベレージを上げれる所を大切にしていく、UPでこれができれば十分だろう。

1本目の岩谷は前でゆっくり登る、
14〜15分、本当にゆっくり登った。

下って2周目、ローテのペースが
何とも言えない絶妙な所をつつけた。

つくはら湖へ向かう登りで
イケメンが踏む、入口で踏むから
出口でタレ出すのでそこで前に出て
下り斜度に変わるまで踏んで
スピードに乗せ切ったら脚を緩めるようにしていく。

岩谷に先頭で入って集中する。
11分前半に入るペースを基準に登る。
ヒルリピートと違い、アップダウンを消化した後だから脚が重い、が踏める。
踏めるので踏まないように回していく。
踏むのは最後に貯めて。

後ろを見るのが辛いので、
脇の下から覗いたらハスるぐらい
ビタ付けでイケメンが後ろに居た。
そこからは息遣いだけ聞くようにして
ぼくも自分に集中していく。

トンネルで5分ぐらい、辛い。
すぐにギア掛けて緩い所で緩まないようにしたらトンネル抜けてイケメンが
遅れたので、後はギリギリの所で引き上げて頂上まで。

12分ちょいだった。
最後まで行けば11分フラットいけたぜ。

下って3周目、顔が覇気を無くしていた。
イケメンに「最後の1本のために全力で回復しておくれ」「回復するまで後ろでいいよ、ぼくから交代の合図はもう出さないから」と言って脚を回していく。

そしたら一回も出てこねーじゃねぇか!
性格的に無理してでも前に出てくると
思ったが少し意外だった。

つくはら湖の登りで下を向いていたから、10踏みぐらいして離す。
そのまま下りに入って20秒差ぐらいで
お互いに個人TT
待って合流して、油断しただろと。

岩谷峠3本目。

自分のペースでイイからと
序盤の入りを走ってもらう、
配分が良かったので頂上近くまで
合わせて、最後に前で引き上げる。

スプリントをしようと思ったが、
色々終わる音が聞こえた。

水あるか?と聞いて
少し一呼吸置いてから
ゆっくり下る。

休憩したあと、軽く流した。

今、何が足りないかを
一緒に話したりした。
ぼくも足りないモノだらけだ。
気付かせてくれてありがとう。


来週もやるわよ。