「夜な夜な」



8時にカルロスさんと待ち合わせ。

合流してからはすぐにメニューに入るので、少し早くに家を出てUPは済ませておいた。

カルロスさんは走り出してまだ5分10分だったので、メニュー場所に遠回りして行きましょうかと。

北上してとある坂道で2本ダッシュ組み込んで心肺を上げる。
当然しんどいが、そういうモノなので
“これをやっておくと後が楽なので“とカルロスさんに言ってみる。

南下して車が入ってこないロータリー的な所で2〜3周回、距離も幅も舞洲によくにている。
立ち上がりのダッシュ系だけやっておく。
この日やる練習に通じるので、
徐々に心の準備をしてもらう。


UPは十分、目的の場所へ。
1周約800m、高低差15〜20mで一カ所ある坂が短いだけに脚にきやすい。
新舗装された区間でまだ交通量も少なく、8時台は更に少なくなるのは下見済み。
それでも昼間とは勝手も違うので
カルロスさんと安全重視を確認する。

10周しましょうと言ってスタート。
カルロスさんには後ろに付いてもらって
ぼくがひたすら先行で。

ポイントは2つ、
南の平坦をコーナー明け後、ダッシュ。
大体20〜45㎞/hのギャップ作り。
そして北の短い坂をコーナー明け後、ダッシュ。
大体15㎞〜30㎞/hのギャップ。

この2つが立て続けに来て、残りは下り。
そしてまた南の平坦に出る、の繰り返し。
実にシンプル、頑張るべき時に頑張るしかない、けどそれが段々こなせなくなり嫌になってきて慣性でしか走れなくなる。
これを身体に慣れさせる練習。

後ろに居ても辛いのだけど、
前走者のダッシュに合わせて
いち早くスリップストリームに入れば
少し脚を休ませる事ができる。

できる、と言っても5〜10秒も無いのだけどクリテリウムでは重要な秒間。

こんなのが1〜2分の中に詰まってるので
強度変動が急がしい。
これを楽しめたら一流か、又は変態か。

スタート後、分かりやすく掛けていく。
そうするしかないので。

前半は規則正しくひたすら繰り返す。
短いダッシュと短いレストの繰り返し。

カルロス氏は
コーナーワークや車間が良い。

ぼくよりも良いと思う。

コーナーで離されないから明けのダッシュですぐに人の後ろに潜る事ができる。
そういった所から余裕が生まれるから
コーナー明けに誰の後ろに付くか、
その“誰か“、が他の人に比べて選べる時間を持てる。
余裕が無い人だと目の前の人のみ、
もしくは自分で風を切ってかないといけないけどカルロス氏の場合2〜3人作れるので1番加速して行きそうな人を選ぶ事ができる。

これは大きなアドバンテージ。


5周回辺り、規則正しくを崩していく。
少し下げたり上げたりしていく。
下げたら必ず強い上げを作って、
それをクリアしたら強い上げを2回作っていく。
それでも必ずどこかで下げは作る。

そういうもんだから。

7周回辺り、短い坂でカルロスさんが
離れたので少し待ってから仕切り直し。
また短い坂で離れるので残り2周を1人で走った。

いやぁ、キツかったぜ。

時間にしたら10〜15分。



カルロスさんとクールダウン。
現地解散しても良かったんだけど、
ちょっと寄り道構いませんか、と言って
隠れスポットへ。

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ちょうど9時だったためレインボー。

男2人にしてはロマンチックが過ぎた。