「challenging+spirit」



出会うべくして出会った、
としか言いようがない。

イマイさんと出会い、一緒に走るという
機会、チャンスは前にも沢山あった。

ぼくの天邪鬼な性格も手伝ったか。

運命に身は任せる方であり、
無理に抵抗はしない方だが、
自分から切り開く方でも無い。

どうしてもと言う時や、
必然に強く駆られた時にしか
開こうとしない、

その切り開きも
本当に切り開けているかどうか…。

ギリギリゆとり世代をすり抜けた感が
否めない、自分に厳しくできても
詰めが甘い、甘すぎるぜ。

「今はまだ違う」というのが
自分は良く働く、働いてしまう。
逆に「今だ」と動いて時期尚早過ぎる事もある、と言ってもビビりなので思い切りが悪いが。

何だってそうだ、物事を先延ばしにしていて後悔する事が多い。
失敗に終わっても時期尚早でも
手を出す、脚を踏み入れる、人と出会うというのは経験や縁、結果のスピードが全く違う、あと発見とかも。

あえて先延ばしにする事はある。
それは練りに練って計算した上で。
そういう場合は得てして失敗が少ない。
ちゃんと無い頭なりに考えたんだろう。

つまりあれ、ぼくは食わず嫌いだ。

実業団レースを中心に考え、
予定もそれで組む。
するとそのための練習が欠かせない。
今年に関しては結果を出さなくてはいけないという気持ちもあったため、
実業団レースで勝つ、勝負に絡む練習を
主に行ってきた。

そういう時イタコさん達の練習を
よく耳にした、耳にしたよ。
そして行きたいなって思った。

けど目的が違うから自分の練習が疎かに
なるのが少し怖かったな、怖かったぜ。

ホビーレース、そして実業団、
どちらかですでに結果を出していたら
もっと動きに自信が持てただろう。

だから手を出さず抑制する形で
「実業団レースの練習」に絞った。

その時ぼくの中でイタコさんやその練習に集う皆さんを、自転車内の別フォルダに分けていた。

イタコさんだけでなく集う人全員が力ある人達。この人達と走りたい。


そのイタコさん達の練習に
イマイさんが参加し始めた。
さぁ科学反応。

イマイさんはP選手。
そして頭の良い選手で有名。

分けたはずの別フォルダに
同じフォルダ内(寄り)の人が
飛び込んでいく。

ぼくは自分の成長を加減していた事に
気付いた。

実業団選手やホビーレーサーとしてどうより、自転車乗りとして向上したい、強くなりたいというのには垣根が無い。

難しく考えて過ぎてシンプル化できなかった事が経験の場、成長の場を自ら減らしていた。


自分なりに考え、選択をして
実業団で最低限のカテゴリUPまで
できたのでぼくのやり方も間違いでは
無い。

ただ、ぼくはもっと上のステージへ
行かないといけない。
小さな考え、動きでいちゃいけない。
大きく捉え、全てを吸収する勢いで。

「今はまだ違う」この思考はレースでも非常に邪魔をしてくる。
挑戦心を止めに掛かるのだ。

そこを破ったコト、恥ずかしながら数度しかない、数度はある、数度もある?

その数度は今でも覚えてるし、
その全てがぼくのターニングポイントに
なってる。

って事はどんどん破ってかなくちゃいけないって分かってんだよ。

それを頭が理解してる時は身体、
身体が覚えてる時は頭が動かない。

一致させるのは難しい。
けど助け合いだ。

頭が弱ってる時は身体が少し頑張る。
身体が弱った時は頭をフル回転。

心があれば必ず動く。
肉体のパフォーマンスを限界まで
引き上げ、そこにまた強い心を宿す。

皆さんと出会えた事が
ぼくをまた強くしてくれます。
ぼくを成長させてくれます。

駆け引きなしの走り、
駆け引きありの走り、
何でも来いです。









最後に、出会うべくして出会ったと
記しましたが、向こう側からすれば
多くの内の1人、だったりします。

そのツルを離さず自分のモノにしていくのもまた才能、引っこ抜くぐらいのね。

イマイさんに関しては丁寧にご挨拶頂き、ぼくとしっかり出会って下さいました。
ぼくをその他フォルダでなく
個人フォルダで収納してくれたと思ってます。