「生かす時と殺す時」


大会名:第3回 JBCF 堺クリテリウム
開催日:2014/5/18 天気晴れ
開催場所:大阪府堺市大仙公園周回コース
カテゴリ:E1
リザルト:32位
(出走85名、完走71名)


「目標」
チーム内から優勝者を出す。
チャンス次第で
自分のリザルトを狙いにいく。

「コース」
1周2.7kmを8周する計21.6km。
コースは平坦基調だけど
最終コーナー明け100m程の坂が
一箇所。
道幅は広くは無いが狭い訳でもない。
適度にコーナーがあるので後ろに下がれば上がっていくのは難しい。


「展開」
スタートは最後尾、エースと一緒に。
今回サポートでお春さん、
ノロさんもそばに。

イノウエ君も一緒なので
エースに紹介する。

気温は高くて湿気があるのか
よく汗をかいた。
水を小まめに飲み、首回りにも掛けた。

スタート前、マツモトさんが沿道から
ぼくに声を掛けてくれる。

緊張は驚くほど無かった、
というかいつも通りの自分に安心した。
そしてよく集中できている。

1〜3周回まではあまり積極的な位置どりはせずに自分の好きな辺りで走る。
有力勢の動きだけ気にするようにして
決まりそうな逃げには数回対応していく。

それに加え、
エースの位置も確認しておく。

身の振り方は上手い人だし、
一緒に動かなくても最終周回で
待ち合わせもできそうだけど、
いつもに比べれば定位置では
無いように感じた。
それだけこのコースで良い位置を
走り続けるのは本当に簡単じゃない。

コースもペースも位置を
キープするのは簡単でなく、
コーナー明けダッシュも脚にくる。
ラストコーナー立ち上がり数百mの坂が
1番辛い所。

逃げらしい動きは数発掛かるが
リーダージャージチームがすぐに
対応したりと、雰囲気はゴールスプリント。

4周回?辺り、エースの姿を確認する。
S字区間、最終コーナーまでにエースの
横に行って、ホームストレートで
後ろに入ってもらって最前方まで上がってもらう。

脚にはキツイけど
ぼくにだからできる事だと思ってやる。


f:id:magatama99:20140522182059j:plain
Photo by noro様


この業務を終えた後、
一旦離れて逃げそうな人達の元へ。
S字区間手前で岩井のコニシ君が掛けて
コーナー明け集団を縦に伸ばす。

反応良い数人も一緒に、5〜6人。
後ろが切れていたので危ない気がして
入るようにする。

ローテーションが回らない間に
後ろ集団が追いついて降り出しに。

そしてラスト周回、集団の雰囲気が変わった。

エースはもう位置を下げる事はない。
ずっと前に。

自分も再度上げていってエースの
近くに向かうがS字区間で前方落車。

自転車が重なり合い、人が宙に舞う。
割りと前方で起きた落車なので巻き込まれる人数が多い。

通り抜ける隙間がなく、その前に
ブレーキが間に合わないので
あえてスピードを殺さずに
ジャンプをしてギリギリ逃れた。

後輪が誰かのホイールを踏んだ、
たぶんスポーク歪んでます、
ごめんなさい。

開けた視界の先に争える集団が
行ってしまったので、そのまま完走。

ゴール後、エースは2位だと聞く。



「良かった点」
レース前、最低限のミーティングで
同じ目的意識で連携を作れた。

お互いのしたい事、したくない事を
レースという本番で確認取れた事。

固まって走りにくい
難易度のあるコースと、
チームから2名という状況で
役割り分担を結果に出せた。



「悪かった点」
エースの位置を牽き上げたあとに
自身も位置をキープできず下げてしまった。
理想は最終コーナー明けの坂を
牽いていってリードアウトだから、
その時の残り周回数を考えれば
脚にキていようがエースの近く、
更には前に居続けないといけない。

ゴールスプリントでも最後まで
逃げようとする選手も出てくるので
捌き切るためにも、そういう位置に
居ておく必要があった。

今後、直していく。










同じジャージを着る人が11人、
けれどエリートツアー最上位E1のレースではそのジャージが1人、というのを
約1年見続けてきた。

もちろん見続けてきたのは不本意。

この日で2人、次の大井ロードは3人。
まだまだ続いて下さい。

レース的には、練習中の落車や
手前の練習の調整不足など、
トップコンディションではありませんでしたが、レースが始まれば脚はそれなりに動きました。

チームとしてアシストを全うできたとは
思ってません。

結果の速報を皆さんは喜んでました。
もちろん優勝じゃない苦味はありますが
E1で2位はそう取れるもので無いので。

レース後、
エースは労いの言葉をくれました。

これで、また鋭気を養えた気がします。






当日、色々とサポート頂いた
お春さん、ノロさん、走る事に集中できました、ありがとうございます。

道中ご一緒させて頂いた代表さん、
ありがとうございます。