「勝つ人のハナシ」




日曜は練習後に
コージさんとご飯に行った。
ワールドビュッフェ。

ぼくは沢山話してスッキリしてしまったが聞き手側はどうだろう。

聞く方にもエネルギーは必要。

けれど聞き上手に甘えました。
すみません、ありがとうございます。
そして嬉しかったです。
ご馳走様でした。













今日は勝つ事を考えてみた。

いつだって勝つのは簡単じゃない。

ぼくの偏見だけど
人は他人の出す結果には敏感。
そう、とても敏感。

ぼくも全く無関心と言えばウソになる。
ただ見て知って気にして仕方ないモノは見ない知らない気にしない。

ぼくの場合はそれがモチベーションには
変わらないから。

身近な存在で、普段から取り組みや
強さを知ってる相手なら
出すべき結果を出したんだと
深く心の中で頷く事はある。


驚くのはある意味失礼だと思ってる。


まさか勝つとは。
これ以上に失礼はないと思う。


レースに出ている以上は
可能性がある。
ただ全員が同じパーセンテージじゃない
その中で自分の%を活かし
チャンスを掴んで得た結果。

それが実力。

その実力に驚いちゃいけない。
勝手に実力を決めちゃいけない。
普段から練習してる仲なら余計に。


けど人は驚くモノ。
瞬間的にそんな理屈で一旦処理して
驚かないってのも人間的じゃないですね

ぼくは普段から考えるあまり
人間的じゃない方の側です。




勝つ人の話ですが、
アベさんの勝利、これはぼくの中で
処理し切れない勝利です。

数週間前のコンディションは
ある程度知ってたんです。
そこから僅か半月足らずで
あの仕上げ方は
この人の本気を見た気がします。

勝つのはわかってました。

結果への後付けじゃありませんよー汗。
ただあんな勝ち方は考えられません。
もっとぼくと接戦して欲しかったです。

自分の武器を知ってる人が
その刃を磨きに磨いて
自信と攻撃力に満ち溢れた状態は
なかなか見れません。

山というフィールドで
ぼくの中でアベさんの強さは
ずっと印象に残ってます。






そしてビッグタイトルを
手にした代表さん。

戦法から勝ち方まで多種多様の中、
ゴールスプリントは
水物だと思ってますが、
その密集の集団内を掻き分け
他を寄せ付けなかった数コンマは
凄い価値な気がします。

そこに費やした時間を
考えればあまりに一瞬。

そこに賭けて行く代表さんの
レーススタイルがカッコいいですね。

この年のリザルトのてっぺんに
名前は残り続けるので、
色褪せない結果です。

なかなかぼくの取れるスタイルでは
無いので少しファン化してます…。

こういう人が勝利という最高の結果で
実を結ぶ事は、ただ嬉しいです。

因みに結果を聞いた際も
ぼくは驚きませんでした。
勝つ位置にいる方と思ってたので。
強く。

やっぱりやってくれたんですね、です。

と、その前に知らせを聞いた時は
ぼくも210㎞ゴール直後だったので
代表さんに介抱してもらうので
精一杯でした。

今更ながら
もっと喜びを表現して、
祝福の言葉を送りたかったと
少しあの一瞬を堪能できなかったのを
後悔してます。




代表さん、おめでとうございます。