『飛ぶ人より飛ばす人』




ぼくが本格的に自転車競技
始めてから3年。

昨年の2013年は2万3千㎞ぐらい乗りました。

ぼくのいるチームには毎週の
距離報告という面白いシステムが
設けられてます。

ぼくはローラーでの距離は
自分の走行距離としては入れてないので
それも合わせたらどうでしょう。
2万5千行くかな〜ってぐらいです。
(記録していない)

距離は練習量の目安程度です。
張り合うポイントでは無いと思ってます
それなりに時間に対して工夫はありますが、たまたま良く乗れてたといったぐらいです。

と言っても刺激にはなりますよね。
おれも乗らなくちゃーってね。

だからぼくにとって練習は『実走』です
ぼくから実走を奪ったら殆ど何も残らないです、きっと。

普段も何㎞乗ろうか、とは考えず
何時間走ろうかって感じです。

こんなぼくでも感じた事があります。
沖縄のレースで下りが速く無い人が
沢山いた。

210㎞を走る人は皆強いです、
ぼくが登っていた位置も第一〜第二集団で、レース全体で見ても登れてる人達の集まり。

ぼくはついていくのがやっとの位置で
こういった人達の中に居ました、
けど下りになると状況が変わるんです。

このアドバンテージでぼくは
脚を回復できました。

決してぼくが人より
下りが速く訳じゃない。

ぼくにとっての武器が、
もしひとつあるとしたら
それは『実走の練習ができてる』
かもしれません。

たまたま良く乗れてたと言いましたが
そういう恵まれた環境に感謝ですね。


数字とにらめっこタイプではなく
非常に苦手ですがそれも時に手段。

上に行くための手段になりうる時は
ぼくも手段を選びません。

こういう時は瞬間的にですが
自転車を好きじゃなくなります。

苦しさが勝ってしまうので。。。

けど手段なんです。
わざわざチャレンジしなくても
良いんですけど、こういう準備を
しておけばいわゆる『本番』などで
楽しさを倍増できる状況に身を置く事ができたりします。

倍増できる結果を手に入れる事が
できたりします。

準備はいわゆる練習、
この練習はその擬似体験になる訳ですね

更にもう一つ嬉しい事に
人と共感し合える時があります。

準備をした結果、本番で最高の形と
なった時、そしてその状況を分かち合える人が近くにいた時。

殆どの努力は
報われるってやつでしょうか。

たぶん虜になるんでしょうね。
そしてまた準備をしてしまう。


ぼくはまだ自分での勝利を
味わった事はありません。

自分で狙いにいく可能性も
もちろんですがチームとして機能できた時の想像をすると毎回心拍が上がります。



性格でしょうか。
ぼくは潤滑油が好きです。