『島と風と自転車バカ』



月曜祝日のこの日は淡路島に。
エースの呼び掛けで集まる。

お春さんが先週に続き3日1セットを
遂行中らしく、この日150キロ程走れば
500キロに到達すると。

モノ好きはぼくだけじゃないらしい。

フェリー代を浮かすため京都組に
拾ってもらう。
交通事情で待ち合わせが
玉津から垂水ICへと変わったが、
時間に余裕を持たせてた分、
丁度だった。

エースの顔色が悪い。
体調が良くないんだ、とエース。

今日のプランを説明してもらう。

ショートコース50キロをまず一周。
これはぼくとお春さん、
ノロさんもフェリーで来るから3人で。
残り100キロの所でエース投入。

2時間程休んでから走るんです。
本当に体調は良くないらしい。




ショートコース50キロ
ノロさんと合流後、事情を説明して
ぼく、お春さんと3人でスタート。
走行テーマは一定のペース走。

往路は追い風、復路が向かい風だった。

スタート間も無く、ツヨシさん列車が
ぼくらを抜かしていく。
抜き際にJさんが声を掛けてくれて
何だか嬉しかった。

あっという間に消えていった。

我が女豹列車は女豹を挟む形で
ぼくやノロさんが入れ替わり先頭で牽く

疲労MAXで筋肉痛だったので
50キロ全部ノロさんに甘えてやるぜー
と企んでいたが、頃合いを見計らって
適度に牽かせてもらう。

一定走ならまだ何とかイケる。
脚が回り出さんもんかねーと
期待していたがただ重くなっただけだった。

内陸のアップダウン越えて西海岸に出る

こっからが向かい風で30㎞/hを
維持し続けるのに非常に脚を使う。
けどこれも救い。
高速域まで上げる訳じゃ無いから
まだ誤魔化しが効いた。

ここもノロさんと入れ替わりながら。
後半は横風が出るからノロさんに前を
お願いしてぼくがお春さんの横に入る。

橋の下くぐって
そのままチルコロさんへ行き、
休憩しながらエースを待つ。



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一台は知らない人の。
カッコ良かったので勝手撮りしました。

チルコロさんでカプチーノとケーキ。
ケーキの甘さが体に効いた。




ショートコース50キロ(2周目)
再びもう1周、体感、視覚的には
飽きるが南側を避ける分、体力温存。

エースが前半の追い風区間を
スカッと牽く、半分の消化が早かった。
お春さんもローテーションに入る。
頑張り過ぎる性格から、限界域まで
入り切ってしまう事もある人だったが
良い走りだった。

風に鈍感な人だとこうはならない。
風下に入る事の恩恵を知っている。

向かい風区間に入りエース起点で
列車を動かしていく。
やはり後半側になると横風、
ここでまたお春さんの横で風を遮断する

エースの三半規管が優れてるおかげか
左側で走るぼくのスペースを確保してくれてコーナーで肩身の狭い思いをせずに済んだ。

気にしてくれてるのが分かるってのが
大きい。
それだけで自信が出るし近距離走行に
安心が出る。

そう考えるとお春さんの車間は
相当ぼくらを信用してくれてるって事だ
下手なマネは出来ない。
この緊張感が走りの質を上げるんだろう

ショートコース2周して100キロ、
ここでノロさんと別れる。
残った3人で2度目のチルコロさんへ。


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過去最高⁈…を誇る量のパスタを
オーナーさんに作ってもらい食べる。

トマトの酸味が疲れた身体に染み、
後半また頑張れるって感じた。



岩屋〜洲本手前〜折り返し
残り40キロで500キロ達成だーとかで
折り返しコース。

変わらず前半追い風、からの向かい風。
追い風区間中、一度先頭で走らせてもらったら待ちに待った踏み所モード。

つい調子に乗ってしまい掛けるが、
あくまでお春さんを中心にペースを考える。

ただなるべく下限では無く
上限で走った。
前でスピード出して気持ち良いけど
それ以上にピッタリ後ろに張りつかれたのは更に気持ち良かった。

復路へ。
誰かがサイクリングでもイイですよー
と言ったが、それを振り払うような
ちゃんとしたペースでエースが牽く。

これにお春さんとぼくが続く、
おかげで集中できたと思う。

ミッション達成。

そのまま車停めてる駐車場へ。

帰る準備して離島〜の前に
ウェスティンホテルで夜のビュッフェ。
これがとんでもなく美味しかった。

あーだこーだ自転車の話し。

これも楽しいが、やはりこの場に居ない
チーム員も居ないとね、て結論になる。
3人でも盛り上がるがやはり皆が居ないと困る。





楽しさを追求して強くなれるなら最高。

頑張らない理由を見つけるのが
上手い人っているもんだ。
そして感染してしまうから危険。

悩む前にやる人。
向上心がある人。
楽しみを見つけるのが上手い人。

これも感染する。


ぼくはこの3つを持っていたいから
お春さんと走るんだろうな。

おかげで自転車が楽しい。