『トライを続ける事』



人の勝利に貢献するのは奥深い。

エースの勝利を最大の目標に
して走った、この間の長良川も
レース後にインターバルが
苦手そうだね、と言われたり。

課題がありそうだね、と言われたり。

コースの特徴上、ぼくが一応
働きらしい働きをしてた区間は目立たず
コースの裏側。
ギャラリー側では毎回働きを一区切り
させ終わった直後の1番苦しい時。

内容に満足はしてないけど
かなり感触を掴んだレースの
ひとつになった。

つまりソコソコ
ちゃんと動きましたぜっ事。笑

このレースでの動きって
ぼくとエースしか全体を知らない。
中身という中身を知らない。

この中と外とのギャップがたまらない。
ぼくはレース終わりにゾクゾクしたのを
覚えてる。


一見、番手を下げて苦しそうに走るぼく

その反面前方キープで動き続けるエース


脚光を浴びない気持ち良さがある。
これはぼくの特性かもしれない。
誰でもとは限らないだろうから。

エースが1番高い所に立てば尚更。
だから長良川で3位は悔しい。
もう一仕事残したって想い。

レース終わり、ぼくの走りを労ってくれるエース、暫く経った今でもその話になればまた盛り上がれる。

これで十分。
ぼくはエースの言葉に耳を澄ませた。


ぼくがレース中に苦しいか、
脚が一杯一杯かは関係ない。
動いて欲しい時に動けないと
アシストとしては失格だろうから。

役に立つかどうかレース中に
イマイチ分からないヤツは
アシストじゃない。(と思う)

と、かなり趣味を本気で走る
ホビーレーサーにとっては無理な
注文域だなと思う。
仕事ではないから、プロのように働けない。そして文句言われる事もない。

満足してもOK。

なんでそこまでやらないとダメなの。
なんでそこまで言われないとダメなの。
ってなる。


けどそこを詰めていったら
どうだろう、と思う。
他のチームには無いモノを
作れるかもしれない。



『ごっこ』から
『プロフェッショナル』へ。



だから内のチームは基本的に『自由』。
同じ意識で走ってない人にレース中に
注文を投げ付けるのはペケ。

ホビーレースで強制できる領域じゃ無いだろうから、自主性に委ねるスタイル。


ぼくが長良川で脚は1ミリも動かないが
働くてはいけないので脚を動かした場面は2〜3度あった。

それ以外は自主的に動いてたので
状況、タイミング次第で脚は動く状態にあった。

この2〜3度はとっくに限界を超えた時に
求められてくるモノ。
ぼくは自分のリミッターを解除した。

ここで動かないと『ごっこ』で
終わる気がしてぼくは脚を動かした。
前方でエースがぼくを探してるのが
分かってたので表のストレートに
入るまでに横に居ないとって。

攣ってる脚を回して
もう一度番手を上げ、
リードアウトの位置取りをやった。

『ごっこ』だと気持ちが足りない。
絶対に勝たせないといけない緊迫感が。(もしくは自分が勝ちにいく)

こういうのを学ばせてくれた周りの環境

ショシさんというエースの存在に
ぼくは感謝してる。
なかなか得れる経験じゃ無い。

そしてこのレースという場には
居なかったチームメイトの存在も
大きかった。






まー色々ウダウダと言いましたね。
全てぼくが夢の中でみたお話なので
根も葉もありませんよー。

例え『ごっこ』でも極めたら
カッコ良いよねーって感じの話ですね。

今回、こういう言葉を使いましたが
お金をもらって走る人とそうでない人の分かりやすい区切りの表現として使いました。

ぼく自身、『ごっこ』なんて
思っていません。

たぶん皆さん、本気で走ってると
思いますので。


ぼくの所属してるチームは
プロフェッショナルを求められる事が
あっても必ずしも『力』では無いと思ってます。

『心』でしょう。

どんなに力が強くても心伴わなければ
行き詰まります。
その反面、心が整えば必ず辿り着きます、何かしら形はできます。
時間はかかるかもしれませんが、それは大きな問題じゃない。

進めてない状態が問題。

ぼくが知る限り、
それだけロードレースは奥深く
単純な力と力のぶつかり合いだけでは
無いんですねー、きっと。

だから続いてます。
また強くなってやろうと思えます。

現在の実力を問わないこのチームは
一見ただ窓口が広いだけの
ウェルカム状態に思えますが、
個を際立たせながら、団の意識も
養える構成があるやもしれません。

その一員で走る事に
今のぼくは楽しさを見出してます。

置いてかれないようにって頑張れます。

さぁもっと進化。